カフェを目指して【きららMAX2021年2月号感想】
懐かしい気持ちになっていってください 。(その2)
一応文章はほぼ昔書いたまま。
今月のきららMAX掲載『ご注文はうさぎですか?』では、フユがバイトするオシャレカフェに来たチノ。チノがお店を出たところで、ナツメ&エルに出会い、彼女たちをラビットハウスへと案内しますが…。 #gochiusa pic.twitter.com/QeNaquQrKG
— まんがタイムきらら編集部 (@mangatimekirara) 2020年12月18日
ついに奴らに見つかってしまう話。
・新たな日常
お昼休みに新しくできた喫茶店で待ち合わせするという生活感、好き。
ついに本当に誘拐犯になってしまわれた……
さすが高貴なるお方、欲しいものは自分の手で勝ち取る気高さを持っている。
どうやら本気じゃないらしい。怖い。
おい親父!!!こういう時は!!!!なんて言うんでしょうか!!!!!!おい!!!!なあ!!!!!
こんな怯えてるのに楽しそうに会話しているココアさんはいったい何を話していたのだろうか。アニメだと手品披露してそう。手品できるせいでおじさんに変身する説得力が上がってしまう……
あまりにもかわいい。臓器売買されても許せるかわいさ。
こちらはひと目で口調がめちゃくちゃになってるのがわかるの好き。エル様が全く緊張してないのが意外。ナツメちゃん出てくるたびに隙を見せるのでずるいと思います。
集まった後、流れるように鍋をその場に置いて席に着くとこに彼女たちの日常を感じる。鍋やフライパンがテーブルにあるお茶会。
・ブラバ
チノの前だけで笑えるフユ。
前々話でもその兆候はあったけど、
うん、接客って大変……
でもまあとりあえず対チノ接客は満点、店員レベルアップおめでとうございます。
今の時点でもココアには笑えそうですよね。どうなのでしょう?照れて笑えないみたいなことがあったりするのだろうか?でもフユ→ココアってチノのそれと違ってスタート時点で尊敬の気持ちがかなり強いからやっぱり笑える気がする。
ココア以外のだいたいの知り合いには笑えていてココアが最後のピースになったアニメ1~3期と対応したりしているのかな?どんどん笑える相手が増えていくといいなと思う。
マヤとメグは次のピースになれるのでしょうか?
個人的に、今月は待ち合わせするチノだったり、ブラバのいち店員としてしか出番のないフユとかで、ブラバが木組みの街の喫茶店の1つとして溶け込んだような気がする。
大手喫茶チェーン店としての側面は描かれ続けていたけど、木組みの街の新参としてのブラバも実は楽しみにしているので、こちらも期待。
まさかのフユと苗が特になんの交流も無しという状況も発覚しちゃったので、これから起こる化学反応が未知数で楽しみ!
・ラビハ
この苗ちゃん、ココチノ目撃したタイミングがこれら↓ だから素で姉妹だと思ってそうなのかわいい。
特に8巻のほうはここで実の姉妹みたいなことをしていた、ってやり取りだったのが相手から見てもちゃんとそうだったって明かされたようでとても好き。
最近は作品の根幹となりうる概念がキャラクター(主にココアとチノ)の口から言語化されることが増えた気がするけど、これは異文化の者(特にエル)との交流で未知の文化に対する問いかけ・応答が生じて浮き彫りになっているように見えるのも大きい、というのを見てなるほど~と思いました。
あと今回問いかける側の苗はココアたちの輪に入っていく事に積極的で、特にエルは素直だから不可解なところにガンガン突っ込む性格も合わせて持っているから、こういう事はすぐ聞くんですね。
こういうことができて、それでいてブレーキをかけられるナツメもいて、それなのに中学までであのライフスタイルが確立されてしまったこと、なかなか悲しい気持ちになる。
浮世離れした新参が既存コミュニティの『当たり前』に驚き、ツッコミを入れることはごちうさに限らずひとつのお約束ではあります。
そんなお約束に乗せて出されたこの言葉、確かにこれはココアたちにとっての『当たり前』ですが別にこの世界や街の当たり前ではないんですね。この事は文化祭準備回のあたりから描かれています。
さも当然のことのように言ってますけどとても特別なことなんですねこのコミュニティって。旅行編あたりから作中でも言われてますけどすごいんです。
みんなバラバラなのに…いやバラバラだから楽しい、3巻8話『スニーキング ストーキング ストーカーストーリー』でも触れられていましたが、あの頃からリゼが高校卒業してチマメ隊も別の高校に進学してさらにバラバラになって、でももっと楽しく強く繋がっているんだからほんと不思議なものですよね。
この後の『ゴーストホテルの時みたいで楽しい』、旅行編の集大成でこの10年間(作中2年)の成果を感じて嬉しくなります。
逆説的にどんな場所でもカフェにできていたことの証だし、ここまで作り上げた空間が外の者にも受け入れられるようなものだと言われたことが、とても嬉しい。
何もかも未知なブライトバニーと並行してどこでもいつでもラビットハウスなラビットハウスが描かれているの、変化も不変も尊ぶごちうさらしさ全開で新学期編・9巻の出だしとして本当に『らしく』て好きな話でした!
終わり。
にっこりカフェの魔法使い放送前にこんなものを見せつけるでない。