ごちうさの今後を妄想したお話。

8巻前後、進級前後のごちうさの展開について、ちょっとした妄想を綴った記事。

 

 

本題に入る前に、ちょっとこちらのツイート?をば。

内容はきらま2018/06号のごちうさ感想です。

@ayunotaiyakiさんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)

色々書いてますが、とりあえず”『ひとつゴールを迎えた』、明確に7人の物語の結びを描いた回だった。”といった感想を書いています。

この記事は前提として↑のような意見がある、ってことだけ把握していただきたく……

 

 

というわけで本題なんですけど、「ぶっちゃけごちうさってどこでどんな感じで完結するんだろうなあ」って記事です。

連載する漫画を追いかける者なら誰も妄想する、アレです。

ごちうさだと『作中2年目終了で完結派』と『作中3年目で完結派』が主な派閥ではないでしょうか。

そして、ファンの中では(まだ続いてほしいという願望もあって)作中3年目…ココア卒業で完結と想定してる人が多いのかな、と勝手に思ってます。とりあえず僕はそうです。

 

しかし、6月号で描かれたゴール、およびそこに至るまで結ばれる関係性・解かれる伏線等々を見てきて、「なるほど……2年目で〆るのは”可能”な気がするな……」と思い始めてきた……というお話。

 

 

まず実際で2年目で終わるときってどんな流れになるんだろう、ってのは、

・7巻ラスト3話は卒業式を挟んでなんやかんや

・8巻中盤で旅行行って

・進級+エピローグで完結

的な……区切りいい……?気が……?する……??

まあこんな感じの構成予想って正直当たらないですし、当たっててもそのまま9巻から3年目行けるのでまあ……

 

 

イベントでの区切りはつけれそうかな?といったところで、次は彼女たちの物語としてはどうなんだ?という話。

 

最近のごちうさってわりと未来予想図が具体的なんですよね。

『きらきら印を見つけたら』でのココアの壮大な夢だったり、お嬢様高校とお嬢様じゃない高校の交流が増えそうだったり、マヤとメグがバイトを始めることを決めてたり、あとアニメ発ですけど、ココアがみんなを実家に連れて行こうともしてます。

こういう作品で1年以内の展望をわりと明確に示しているのって珍しいんじゃないかなと思うんですけどどうでしょう?

 

……というのと、やっぱりこの物語の起点そのもので主人公なココアの高校生活が続くのもあって、3年目への期待は上がり続けていると思います。ココアがあの高校の生徒であることって、この街、もといラビットハウスに住む理由でもありますし、まあ3年きっかり見守りたいですよね。

 

ここまで言ってるのに、なんでこの人は「なるほど……2年目で〆るのは”可能”な気がするな……」と思い始めてきたん?って思ったでしょう?僕もそう思います。

 

ここで、まず6月号とそれまでの軌跡です。

再掲→@ayunotaiyakiさんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)

これまでは【ラビットハウス組】、【チマメ隊】、【高校生組】、【千夜シャロ】、など……マヤメグの出番が増えて以降もなんとなくグループ単位だった(気がする)みんなの描写でしたが、チマメ隊の受験勉強をきっかけに『7人の関係性』が真に溶け合った関係に進み、6月号ではまさしくゴールとも言える光景が見れました。

 

そしてもうひとつ、この思考に繋げたものについて。

 

先日、『アリノス☆ワンダーランド』というKRコミックスを読みました。

こちらは、ある2組の女子大学生がルームシェアを経て互いの想い・依存を再確認し、そして強めていく光景を各巻1組ずつ描いていく作品です。全2巻ですが、1巻につき2人の関係性をガッツリ描いてくれているのでとても読み応えがあってオススメです。

 

※以下、各巻あらすじ

”ぐーたら浪人生・ルリとマジメな大学1年生・みか。一つ屋根の下に暮らす対照的なふたり、彼女達が抱える秘密は―― 実力派4コマ作家の描く切ない人生譚、待望のコミックス刊行!”(1巻紹介)

”無事大学に合格したルリ。みかとの同居生活も順調で、 めでたしめでたし……と思いきや、 隣部屋のたかみんに怪しい動きが!? もう一組の”彼女と彼女”の物語を描く完結巻、ついにリリース!”(2巻紹介)

 

女の子が2人、ひとつ屋根の下で暮らす話が好きな人に強くオススメします。

 Kindle版1巻 → アリノス☆ワンダーランド 1巻 (まんがタイムKRコミックス) 枕辺しょーま https://www.amazon.co.jp/dp/B0179BW7TE

 

で、そんな健康に良い漫画を読んだわけですが、それの2巻、最終巻のあとがきでこんなことが書かれていました。

”「未来もずーっと一緒に幸せに暮らして行くだろうなとわかる女の子同士の恋愛モノってどう描けばいいんだろう?」という話をして、その後自分なりに考えたのが、『この子達なら大丈夫!と思えるような関係を描く』という答えでした。”

 

まあ別作品のコンセプトの話ではありますが、これを見て「ああなるほど、今のごちうさの娘たちの関係はものすごく大丈夫だ。そう断言できる。」って思ったんですよね。なんとなく程度には前から思ってたかもしれないですけど、今回の話で確信に至ったと言いますか。言語化できたといいますか。

 

 

「大丈夫だと確信できる」ことと、少し先の未来をわりと明確に示したこと。

これが合わさることによって、3年目のごちうさを余白にしやすくなったのではないか。彼女たちの未来を、大丈夫だと確信した者それぞれに委ねることができるレベルまで『ご注文はうさぎですか?』が、その街の人間が確立されたのではないか。

 

そーんな可能性を、妄想していましたとさ。

 

まあ結局これはただのファンの与太話で、「ご注文はうさぎですか?」が『どんな形を目指すか』っていうのは僕らの見えないあっち側しかわからないし、ましてや『ごちうさがどの形であるべきか』なんてのは、きっとあっち側含めた誰も知りえないことでしょう。

3年間を描き切る派の人と、2年目で余白を残して終わる派の人、特に、現時点でどちらかだと確信している人が1人でも多く混沌の思考に陥ってほしいなと思い、書き上げました。両方の獣を心に飼っている派の人も、その獣がより荒ぶってくれれば幸いです。

 

 

ここまで読んでくれた皆様には、ぜひ『3年目の夏に満を持して海に行き、高校生なのでスク水じゃない水着デビューしたマヤメグが扉絵を飾る9巻中盤の回』という妄想もシェアされていただければ幸いです。

 

おわり。